「ゴールド・エクスペリエンス・レクィエム」
「お・・・オレはッ・・・!始めから何も動いていないッ!」
荒木飛呂彦先生「ジョジョの奇妙な冒険 」63巻
さて。
このエントリだが、問題は「小さくて本質的な声」などナンセンスであると言える
前提だろう。そこには常識的な吟味の機能とその期待という条件があるだろう。
逆に言えばそれは「今までの場合」についての経験とそこからの想像に拠って
そう言えるように思うが、システマティックにスルーしてゆけば、そもそもの吟味
自体が機能しなくなってゆくので、その前提自体を次第に食い尽くすように思う。
つまり
コミュニケーションで機能するはずのプロセスがコミュニケーションによって機能
不全に陥るという事だ。「常識的な吟味が機能すれば」本質的な批判が小さい
ままでは済まないと言う期待も出来るだろうがここの話はその結果の先取りを
してしまっているだろう。それは吟味してみなければ解らないのに吟味をせずに
済ます仕組みが考え出されている。そこではまずプロセス自体始まらないのだ。