The Man With the BAG.

 

笑う月
posted with amazlet on 06.12.24
安部 公房
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このコはもう…ほんとに…【それらは全て最低限の事だ】と判断すること
自体が、【完璧主義】なんですよ?まぁ売文さんは真性のネガティヴ
チェッカー(それもやや病的)だから理解できないと思いますけど。
 http://d.hatena.ne.jp/psycho78/20061223/p3

 さて。
 psycho78氏のこの評価に踏み込む前に、表現と読解に関する一般論から。
単純な事だ。それはそれらが独立してはありえないと言う事であり、また、その
それぞれの対象である文章からも独立してはありえないという単純だが重要な
事である。そしてつまりその関係性を踏まえなければ読解と表現への現実的な
評価など出来ない、という事である。逆に言うなら、単語単位での反応だったり
そこでの文章と文言に踏み込んでいなければその評価は妥当でなくなる訳だ。


 そして
 psycho78氏の評価についてだが、まあ的外れもいいとこである。何故なら
そこで言われている「最低限」という判断が誰のものなのか、その判断に関し
書き手であるである僕は果たして正当化しえたのか。そういった点を踏まえた
評価になっていないからだ。そしてその部分はそもそもの文に表現されている。

注目すべき事はそのチェックリストの下限に
なろう。耐えられる最低限の状況の事である。
 Checkers. - 売文日誌

 ここにすでに明らかであるように、この「チェックリスト」の最低限度が問題に
されているのである。そしてそのチェックリストと言うのはネガティブチェックに
際してのチェックリストの事である。従ってそこで言われている「最低限」という
ものは、単にそうしたチェックをする者の判断であり、それだけの事でしかない。

 
 つまり
 そこでそういう判断をする事自体がカッコつきの「完璧主義者」だといった事
を改めて言われてもこちらには何の感慨もない。そんなものは松永氏の文章
から一歩も出ていないからだ。こちらはその前提を踏まえて文章を書いている。


 そして
 その判断の正当化に関しては以下の辺りを再読するだけで十分のはずだ。

そしてそこで新しいチェックリストにのせられたとしても、そのチェックリストが
別に正しい訳じゃあない。単に不快だ、と言われるだけなのだ。そこに意味は
あるのだろうか。なくはない。だがその意味を省みるのは誰になるのだろうか。
それはただそういう感じがしてしまうからそうだというだけの事でしかないのだ。


 そして最後に
 トラックバックを受付も送りもせず自分の評価だけを垂れ流すのは身勝手だ

 
◆同日追記:おや
 トラックバック拒否をされていたはずだが、今見たら通ってた。ミステリー。