勿論

 聞かれたから答えただけで、下のエントリとは違った得意分野からこの問題を考える
向きもまたいるだろう。そういった異論はどちらかと言うとあった方がいい。問題の独占
から独善に至る事の方こそ警戒されるべきだ。同調や異他的なものの平均化・標準化
ではなく、ただ異他的なものの共存と相互作用が重要。議論は必要だが、それも問題
解消のプロセスを単一化するためではなく、むしろ多様なものを含んだ上でそれぞれの
考えを深めるためにすべき。無論この表面上の相対主義は馴れ合いではない。それは
現実的な断絶に由来する。そしてまたその断絶のために、議論してもしすぎる事はない。