7月10日からの議論について

個人的には「ユーザーカルマ」について今なされている
論議は、僕という1ブロガーの個人的な表現方法を議論
する流れにしては、いささか過剰ではないかと感じている。
ユーザーカルマと「宗教性」 - AnotherB

 この点が結局は問題だった。ここで表明されている言い方では単なるご都合主義だと
言われても仕方がない。BigBang氏は「個人的に」この問題を追及していたのだろうか。
そうではないだろう。私人の領域から公共の領分に足を踏み入れながら問題の追及を
していたはずだ。その点は企画書の内容を書く時に「通常は論外」だと付言している事
からも解る事だ。逆に言えば、公共の領分に足を踏み入れたからこそ氏の追及は成立
している。それにも関わらず、引用した部分では気紛れに私的な領分に引き返している。
それも責任を問われていたりその慎重さを問題視されたりしている文脈でそういう事を
言っているのである。勿論、私的な領分で発言しているだけであればそこに求められる
責任もより小さくはなるだろう。だが、同じ問題なのに「他人への追求は公的に」「自分
への追求は私的に」と言う使い分けなんてしてはならない。これは信用の問題にもなる。


 もう少し言うと
 こういった批判のかわし方は必要悪に対する加減が出来なくなる点で問題となる事だ。
例えるなら、劇薬の危険性を解っていなければその扱いも危うくなって当然だと言う事。