空条承太郎が好きだったせいか 細かい事が気になると夜も眠れねぇ

 性分というものだろうか。退院直後とも聞く松永氏が書いたブログエントリにはどうにも
問題を発見せざるを得ない。困ったものだと思いつつ、質問は許されているようなので
まずはそこから話を進めていこう。勿論そのレベルで済むのならそれに越した事はない。


 で
 話は単純な事だ。把握している事実の程度を判断し損なった責任についての話である。
この事は松永氏自身が退院直後にあげたサイトポリシーにあるものと大差はないだろう。


 念のため
 該当箇所から直接文言を引用して以下に示しておく。その要はないのかもしれないが。

自分自身の「予測」は(まだ)「事実」そのものでは
ない。この単純な原則を常に確認し、事実を求め続ける。

 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060908#1157672982

以下、質問と言われているが、相変わらず「前提と
なる事実関係についての確認」をすっ飛ばして、
それを事実と勝手に決めつけた上での非難を含んだ
回答の要請であり、それは糾弾と考えざるを得ない。

 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060911#1157932152

 予め言っておいたように、この糾弾の概念に関しては、僕も松永氏と概ね同意見だと
と考えている。勿論自他への認識間違いがありえないとまで言うつもりは粉微塵もない。


 そして
 問題はそこのところだ。自他への認識間違いがありえないと考えているのかどうかだ。

 
 というのは
 松永氏が訂正を要請している「psycho78氏=松永氏」説に関し、氏自身どの程度の
認識だったのかが明らかにされてしまったからである。この問題は見逃しがたいものだ。


 要件は二点。
・松永氏に「psycho78氏=松永氏」説が流布されている事を伝えたのは誰か
・松永氏とその人物との関係が当の問題でどのように関連したとされているか


 前者の答えは明白である。psycho78氏自身だとされている。氏自身そう書いている。

はい、タネあかし。僕はあくまでも単独犯ですが
…7/21に、松永氏にmixiからメッセージを送って
ます。内容…いいか、これ自分で書いたんだし。
先に松永氏にカミングアウトしてます。

http://d.hatena.ne.jp/psycho78/20060911/p2

 との事だ。これに対する異論はまだ出ておらず、本人からの告白なのでとりあえずは
これらの点を事実として「採用」しよう。そしてその後に松永氏が事態を把握していない
と回答したらしい事も、この文章ではさしあたりは事実として「採用」する事にしておこう。
それは松永氏自身が書いている事と特に矛盾点がまだ見つけられていないからである。


 しかし
 そうすると松永氏は一体誰からこの「同一人物説」を伝え聞いた事になったのだろうか。
この問題の俎上でどういった役回りの人物の話を聞いたとされているのかという問題だ。
それは明白だ。問題の一方当事者からである。行動の問題を直接指摘されていたのは
松永氏ではなくpsycho78氏であった。そして同一人物説を伝え聞いた時点で松永氏も
当然その点は知っていると言う事にならなければおかしい。ともかくpsycho78氏には
「その真正さは別として」何か問題があると誰かが主張した事までなら知っていたはず
である。それもその「問題があるとされている」当の人物からそう聞かされていたはずだ。


 そうすると
 次にこなければならない行動は何だろうか。真偽の確認になるのではないだろうか。
それはまず何らかの問題を指摘されている事を聞かされた時点でそう考えて不都合は
ないし、次に自分自身との類似性を指摘されていたのだからなおその指摘の真正さは
自分自身にとっての重大問題たりうるからだ。さらにその指摘を受けた方の当事者が
自分に接近してきたのだからそこに何らかの意図が隠されているのではないかと予想
すべきではないのだろうか。少なくとも僕ならそうする。そしてこれまでにもそうしてきた。
僕は例えば歌田氏や通りすがり氏との同一人物説を吹っかけられてきた。前者は特に
根拠のないものらしかったが、それを浮き彫りにするためにわざわざ特別にエントリまで
書いたりもした。自分ではないものの不手際に巻き込まれる事は真っ平御免だからだ。
そして後者、通りすがり氏との関係についてはこれまで示してきた経緯の通りである。
僕は通りすがり氏の論理を自分のフィルタを通して再提示してきた。そうしておかねば
僕と氏との差異を混同されるかもしれない、と危惧したからだ。勿論最初の時点でそう
しなければならないほどの問題があったという訳ではないが、その弁別が必要になる
前から準備はしておかなければ手遅れになるかもしれなかった。杞憂だったようだが。


 そういう訳で
 僕は松永氏が「未だに」psycho78氏の言動を全く調べていないとはとても思えない。
それは氏自身のブランドイメージにどの程度の危険が及んでいるのか調べないという
事だからだ。「もし」psycho78氏への指摘が単なる勘違いだとも言いきれない場合は
どういう事になりえたのだろうか。現実的に言ってpsycho78氏の調べる事は難しくは
なかったし、今なお難しくはないだろう。何よりも調べない理由はまずないはずである。


 さらに
 悪い事に、松永氏はpsycho78氏の言動を「知らない」と今なお言ってしまっている。

手元のデータによると、mixi経由で彼自身が私に接触して
きた最初の日付は2006年07月21日であり、その後こちらで
勝手にマイミクにした。それ以前には、psycho78の存在も、
やっていることも知らない状態である。その後も、具体
的な投稿は全然見ていなかったし、9月5日の退院後もいち
いち彼の書いたものを追跡しているわけではない。

 http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060911#1157932152

 つまりは、同一人物説を唱えていた人が「勘違いしても仕方がなかったかどうか」と
いう点に関してはまるで検証がなされてなかったと言う事にならざるをえないだろう。


 もっと言うと
 同一人物説を利用して松永氏を動かそうとする意図がないのかどうかについても
松永氏は警戒していなかったと言う事になってしまう。一方の当事者が自分に接近
してきたのに他方の当事者の言い分については調べなかったし、今も調べていない、
と言う事にならざるを得ない。そして、その上で同一人物説を唱えた人に質問をして
いる事になる。それなら、それが質問と呼ばれるべきかどうかと言う問題もありうる。


 勿論
 現実的にはpsycho78氏と松永氏を同一人物だと見なす説に何か根拠があった
とは僕も思わないが、しかしそれを「調べないまま問題にしてきた」松永氏にもまた
十分な根拠があってそうしたようには思われない。何故そうしたのだろうか。疑問だ。