三文の得

 つらつらとネットを見回るに、何か嘆息と絶句をもたらすコメントを見る。
GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(1): BigBang
松永さんと滝本弁護士のインタビューを終えて: Grip Blog <Archives>

 
 前者の名義は「青崎4号」で、後者は「噂で失職自己責任。」だそうだ。
読めば解るが、後者の名義にもなっている「噂で失職自己責任」といった
見知らぬ標語がどちらでも特徴的だ。勿論こう書けば何か同一人物の疑い
でも吹っかけているのではないかと読まれてしまうかもしれないが、別に
その点はどうでもいい。重要な事は、特にこれらの書き手にとって重要な
事は、めったに書き込みのない時間帯でさえ、こうも無意味に疑惑を増幅
させる書き込みが出現しうると言う事だ。一応何の関係もない場合がない
とは言えないとも付言するが、それは双方の書き手が特定された後にしか
確定的にならない事であり、そうなる事はまずないと見てもいいのだろう。
勿論、すでに書いたように午前六時前後なんていう時間帯でのコメントは
それがある事自体稀有だろうとは思える。こんな時間に更新するブロガー
だってまずいないだろう。時々は朝早かったりするfinalvent氏でも七時
前後くらいが限界だったと思えるし、何にしても稀有なコメント群である。
特に前者は一行ごとに別々の話に内容が飛び散っており、独特の絶望感を
味わえるものである。注目点は「噂で失職」と言う点は争っていない割に
「もともと」なんて事を根拠ゼロで言い出すところ。外部的な力の影響を
認めるのならそれが「どの程度」なのかが問われるのは至極当然のはずが、
それを全く「臭いものに蓋」式に度外視させようとするからおかしくなる。
こんな論理は「人はもともと死ぬ生き物だから殺してもいい」というのと
大差がない。ていうか「私」氏もR30氏に十分物を言っていたと思うが。


 で


 質の悪いものにだけ触れるのも良くないので軽くだけ触れるが、ume氏
失職に関しては司法の外であれこれ言う意味が解らん。ネットではしない
という一方からの宣言を無視してなおオープンな場でする意味も解らない。
メールでも何でもやりようはあるのではなかろうか。別にプライベートに
しているはてなダイアリーを双方が用意し、相互に閲覧を許可する「特定
仮名+クローズド」と言うシステムでしてもいいのでは。これなら企業と
してのはてなへの信用だけで実名を隠しつつ対峙出来る。ていうか関係者
増やしたり当事者じゃあない奴の流入を制限出来なかったりしなかったり
するやり方の何が良いのか。悪いところは山ほどあり、良いところは全然
見当たらない。そして上記の絶句モノは制止されようとしない。これでは
手を汚す事に酔っていると見られてどう返答がありうるのか全然解らない。
何かkuma氏という人は泉氏の対処がまずかったからだと言うが、それなら
そんな人を窓口にするより独自調査を進める方が飛び火を防ぐ意味で重要
ではないのだろうか。飛び火対策や結末の想定を「示していない」相手が
関与しうる隙も作っている。それを防ぐ方法を「示す事」もされていない。
国会の議論とかのように期限付きという訳でもないのに、何を急かすのか。
「もし」ume氏が問題でも一応退社済みでの交渉中だとされていて、まだ
「乱暴な方法を使う」積極的な理由があるのならそれはそれで見たいけど。