ume氏と訴訟の煽りについて

警察への相談をした事を第三者が確認するには
本人同伴でない場合は本人の委任状か弁護士の
開示請求が最低必要なんじゃないでしょうか?
 トリル氏のコメント

 http://d.hatena.ne.jp/keroyaning2/20060707/1152225655#c1152602855

 この話について何か妙な話が流れているようである。またぞろ訴訟になるような事を
言ってしまっていたりする向きもいるようだが、それが冷静なものなのかどうか疑問だ。


 ここで言われているのは単純にトリル氏がume氏を調べる立場にあるという事だろう。
だからume氏の発言の裏を取るための費用をume氏が負担すると言う事は馬鹿げた
話だ。そもそも調査対象から費用を賄って貰った調査の信用性なんてあるはずがない。
トリル氏の目的が「調査でume氏の信用が結果的に回復されるだろう」という事ならば
確かではあろう。しかしだからと言って、それをume氏が歓迎しているかと言うと、そう
ではない。少なくともそこまでトリル氏を信用はしていない。あるいはトリル氏がume氏
に引き合わせようとしているブロガー界隈の信用が現状でまだその程度と言った具合
なのだろう。そうでなくても警察がどんな関係か解らない人の主張だけで情報開示など
出来る訳ないのだから、最低限「トリル氏の行動を保障する」ような誰かが必要になる。


 それがジャーナリストでもこういった調査に長けた弁護士でも、ともかく警察から話を
引き出すための知恵を持っている人に話を聞いてみないとどうしようもないはずだろう。
まさかそんな過程もなしに警察から話を引き出せるなどとは誰も思ってはいないだろう。


 重要な事は
 きちんとした調査能力と信用を持った人とか警察を動かせなければそもそもこの話に
公益があるとする主張の現実性が推し量れる辺りであろう。勿論ume氏の信用を得る
事でume氏から直接話を引き出す事も論理的な選択肢としてならありうるが、それは
まず無理だろう。きちんと話を聞く前にume氏の訴訟意図を問題にする向きがいるなら
そりゃあそうなって当然である。要はじわじわと手詰まりに近づいてゆくだけだと思える。


 ◆関連エントリ:疑惑と訴訟と煽りについて

アンダーワールド

 アレフブロガーの時代: ユーザーカルマについて
 まあ転載ばかりを使って事実にものを語らせるという手法の強力さが良く解りはする。


 例えば

 ユーザーカルマの件については、5月22日のエントリについた
コメント欄で一通りは議論した。確認すれば解るがそこでこちらから
議論を一旦は打ち切った。以後こっちから議論を吹っかけた経緯など
ない。あると言うなら示せばいいが、まあ無理だろう。BigBang氏の
「宿題」エントリにつけたコメントもここに書いた分だけ。議論は
いきなり7月10日に「BigBang氏が」再燃させた。そこで先行議論
の引用はされてはいない。
念のため - 売文日誌

 この話の内実を反映させていない点で事実を蔑ろにしているのは誰なのかと思えるが。